「あなたは自分が好きですか?」の質問に、好きと答える方は少ないでしょう。
逆に「嫌すぎる」と答える方もいます。
でも、自分を好きになろうと頑張っている方もいれば、苦しさを感じる方もいますよ。
ここでは、自分が嫌いで苦しい方が、少しでも気持ちを軽くできる方法を紹介しています。
ちょっと休憩をして、また歩き出せますように…。
「自分が嫌い」は悪いことではない
自分を嫌いになることは、良いとはいえませんが、悪いことでもありません。
なぜなら、あなただけにしかわからない大切な気持ちだからです。
「自分が嫌い」と感じるのは、自分の内面をしっかり見ているのでしょう。
自分自身と向き合わなければ、内面や嫌いな理由はわかりません。
あなたが自分を知ろうとする強さがあったからこそ、自分の一面を知ることができたのです。
もしかすると、自分を好きになれる可能性を含んでいるかもしれませんよ。
できる限りでいいので、「自分が嫌いと感じるのはダメなこと」と決めつけないでほしいです。
でも、「苦しい」と感じたときは、心が助けを求めているので、相談したりSNSで吐き出したりしてくださいね。
自分が嫌いになりやすい瞬間と嫌いになる原因
日常生活の中で、自分が嫌いになりやすい瞬間があります。嫌いになりやすい瞬間は、以下のとおりです。
- 同じ失敗を繰り返したとき
- 努力が報われないとき
- 誰かの期待に応えられないとき
自分が嫌いになりやすい瞬間と、嫌いになる原因について、説明していきます。
嫌いになる原因は、人によって異なるため、参考程度に読んでください。
瞬間①:同じ失敗を繰り返したとき
自分を嫌いになりやすい瞬間は、同じ失敗を繰り返してしまったときです。
失敗を繰り返した場合、どんどん自信がなくなっていきます。
とくに、注意された後の失敗は、自分が嫌いになる決定打になりやすいです。
自分を責めすぎないようにしてくださいね。
それでは、同じ失敗を繰り返すことで、自分を嫌いになる原因を説明します。
原因:あなたが完璧を求めているから
自分が嫌いになる原因は、あなたが完璧を求めているからかもしれません。
完璧を求める対象は、自分・物事・過程・他の方など、様々です。
目標や達成度の設定が高いために、失敗を繰り返す自分を許せなくなり、嫌いなままになってしまいます。
瞬間②:努力が報われないとき
自分が嫌いになりやすい瞬間は、努力がなかなか報われないときです。
一つの目標に向かって少しずつ準備を進めていたのに、中止になったり悪い結果に終わったりすると、自分にガッカリします。
モヤモヤ・イライラなどの感情を抱え込むため、自分が嫌いになりやすいです。
「必ず努力が報われるわけではない」という台詞は理解できても、どこかで良い結果になるかも…と期待しますよね。
それでは、努力が報われないことで、自分を嫌いになる原因を説明します。
原因:あなたが人よりも頑張り屋さんだから
自分が嫌いになる原因は、あなたが誰よりも真面目で責任感の強い頑張り屋さんだからです。
積み重ねた準備に対して「頑張った」と感じているため、成果や結果を出せなかった自分が嫌いになります。
とくに、チームで協力していた場合、メンバーの頑張りを裏切ってしまったと感じて、自分を許せないケースは危険です。
自分で自分を許してあげない限り、自分が嫌いで苦しい感情を抱え続けます。
瞬間③:誰かの期待に応えられないとき
自分が嫌いになりやすい瞬間は、人の期待に応えられないときです。
他の方から役割を与えられることで、「期待されている!」と嬉しさを感じます。
真面目で責任感の強い頑張り屋さんのあなたは、役割を果たそうと一生懸命になるでしょう。
しかし、失敗したり結果を出せなかったりすると、期待に応えられなかった自分を嫌いになっていきます。
ただ、自分には価値がないなど、あなた自身を否定しないでくださいね。
それでは、誰かの期待に応えられないことで、自分を嫌いになる原因を説明します。
原因:自分に自信がないから
自分を嫌いになる原因は、自分自身に自信がないからです。
他の人から頼みごとをされると「自分を信頼してくれている」「自分に価値があると思ってくれている」と感じます。
自分に自信がないからこそ、信頼や期待に応えようと一生懸命になります。
しかし、失敗した際は期待を裏切ったことに激しく落ち込み、自分が嫌いになってしまうのです。
他の人は、頑張っているあなたを知っていますよ。
苦しい気持ちを軽くしてあげましょう
自分が嫌いなことで、苦しい気持ちを抱え続けることはつらいです。
いきなり自分を好きになれるものでもありませんよね。
今からでもできる苦しい気持ちを軽くする方法は、以下のとおりです。
- 1|「自分が嫌い」な自分を認めてあげる
- 2|自分が褒められたことを一つ、声に出して言ってみる
- 3|「ごめんね」から「ありがとう」へ変えてみる
あなたの苦しい気持ちが軽くなることを願っています。
1|「自分が嫌い」な自分でもいいと思おう
自分が嫌いなままのあなたでいいと思いましょう。
他の方は、あなたが気付いていない素敵な一面を知っていて、あなたを大切に想っています。
あなた自身が嫌いでも、他の方はあなたを好きですよ。
好きになる一面を知っているからこそ、嫌いなままのあなたを受け入れてくれるでしょう。
苦しい気持ちを打ち明けて、助けを求めても迷惑だと感じませんよ。
頼られると嬉しい気持ちをあなたは知っていますよね、大丈夫です。
2|感謝されたことを声に出して言ってみる
自分が嫌いなあなたは、頑張り屋さんですが、自分の良いところを知りません。
だからこそ、他の方から感謝されたことを声に出して言ってみてください。
あなたにとって些細なことでも、相手は笑顔になるほど嬉しいのです。
自分が他の方を笑顔にできる力があると、声に出して自信へ変えていきましょう。
3|「ごめんね」から「ありがとう」へ変えてみる
自分が嫌いと感じている方は、相手に対して「ごめんなさい」を過度に使う傾向があります。
自信がない・価値がない・期待されていない、と考えてしまうからかもしれません。
相手の厚意を受け取る意味として、「ありがとう」に変えてみてください。
あなたが「ありがとう」と笑顔になれば、相手も厚意を受け取ってもらえたことに嬉しさを感じますよ。
「自分が嫌い…苦しい…」と泣いている方へ
たくさん、たくさん泣きましょう。泣いてもいいのですよ。
期待に応えようと、頑張ってきた自分を褒めてあげてください。
苦しさを抱えながらも、自分から逃げないあなたは強くて、すごい方です。
でも、一人で抱え込まないで、頼れる人や場所を作りましょう。
ここ、『あなたの拠り所』もあなたを支えられる場所として、いつでもお待ちしています。
あなたが少しでも安心できますように……